着物の色は楽しんで!

春、桜、ピンク・・・イメージカラーは?

今年の桜もきれいでしたね。
 桜を見ると、春を感じますし、明るい色のお洋服を着たくなります。
 
「この色は春っぽい」
 「この柄は秋かしら」
 
決まりはないけれども、何となくそのように感じる色や柄というのはありますよね。
 
着物には、大きくザックリとした決まり事が2つあります。
 1つは「格」
 もう1つは「季節」です。
 
着物はいろいろな決まりがありそうで難しそう。そう思われて敬遠されがちなのですが、正直、この2つさえ大きく外していなければOKだと私は思います。
 
それぞれの決まり事については追い追い書くとして、今日書きたいのは何も知らない方が勘違いされることが多い、冒頭述べた色や柄です。
 
「この着物は白だから夏がいいですよね」
 
このような勘違いが起こりやすいのですが、「色」は個人の感覚や好み、嗜好で選んでいただければOK。季節が関係あるのは、生地や質感、仕立て方です。
 
ちょっと極端な言い方をしますと、真っ白の冬のワンピースを「これは白だから夏に着るのかな」と思う人はいないでしょう。何故なら生地が夏に着るものではないからかもしれないし、タートルネックの暖かそうなワンピースかもしれない。
 
それと同じで、白の着物も冬に着ます。
 白の着物に黒系の帯や半衿を合わせてモノトーンコーデとか、すごく素敵なんですよ。
 

ただ、色に関しては、洋服と同じように、冬は何となく落ち着いた色を着たくなり、暖かくなってくると黒じゃない、明るめの色を着たくなる、といった感覚はあります。
 
もっと凝ると素材なども考えるようになりますが、少し着物の知識が必要になってきます。
 
先日、知人のコンサートに行くのに、桜満開の春なので、どうしてもピンクの着物が着たくなりました。
 私が持っているピンクの着物は、紬の着物。


これは、さんざん冬も着ていたため、違う着物が着たくなりました。
 
箪笥にしまいっぱなしの、私の着物ではないピンクの着物が3枚ありますが、どうだろう?


こちらの着物は、母が私の小学校の入学式の時に着ていた写真がある着物。母が着ていた着物の中で印象に残っている着物でした。
 
紫に近いピンクで、他の2枚に比べれば全然派手じゃないのですが、それでも気恥ずかしい。大好きな着物なのに、いつの間にか私の感覚がピンクを敬遠する状態になっていたようです。
 
約40年前に母が私の入学式で着ていた着物に合わせる帯は、三重組織の超軽量袋帯。もちろん40年前にはない技法の帯です。
 
昔の着物を昔のコーデで着るのではなく、合わせ方を変えるとまた楽しいものです。